AndroidでBluetoothの電力消費量が大きくなる場合の対処法
概要
Lenovo TAB4 8 Plusを使っています.
最近Android端末のバッテリーの減りが速いなと思って,設定の電池の項目を確認したらBluetoothだけで数%消費していました.
常時Bluetoothはオフにしているのにおかしいなと思ったら,位置情報の取得でBluetoothを使っているのが原因でした.
症状
設定アプリの電池の項目です.
このように,Bluetoothが電力消費量の7%を占めています.
普段はBluetoothをオフにしているのに,これほど使うのは異常です.
メーカーのOSカスタマイズのミスなども疑い,メーカに問い合わせようかとも思いました.
原因
原因は,位置情報設定のオプションでした.
これは設定アプリの位置情報の項目の画面で,右上のメニューボタンを押して,「スキャン」という項目を選んだ状態です.メーカー/端末によっては表示が異なるかもしれません.
この設定項目で,「Bluetoothのスキャン」とあります.これは,GPSなどで得られる位置情報をより正確にするために,付近のBluetoothデバイスと通信して,より詳細な位置情報を得るものです.
つまり,この機能が気づかないところでBluetooth通信を行っていたため,それに伴う電力が消費されていたということです.
設定アプリのBluetoothの項目でBluetoothをオフにしていたため,いかなるBluetooth通信もすべてオフにしているものだと思っていました.
まとめ
位置情報をより正確にするためにBluetoothを利用する場合があることは知っていましたが,まさかBluetoothをオフにしていても位置情報取得手段としてはオンになっているとは思いもしませんでした.
位置情報に関するBluetoothの設定も,通常のBluetooth設定画面からアクセスできるようにするべきだと思いました.